Kokushikan University-Yokouchi Lab.

地域デザイン雑記帳

はじめに

序論1 研究開発プロジェクトの背景と目的

序論2 歴史的町並みを中核とする地域における総合防災の考え方と進め方


■第Ⅰ編 地域活力を高める

地域の様子を知る

1-01主要なステークホルダーとの信頼関係の構築

1-02文化財エスノグラフィーとは何か

1-03伝建地区の社会構造 セクション1:消防団

1-04伝建地区の社会構造 セクション2:祭り組織

1-05伝建地区の社会構造 セクション3:ローカル・アイデンティティ

1-06伝建地区の社会構造 伝建の社会構造 セクション4:NPO

1-07全国の様子 住民主体のまちづくり

1-08全国の様子 地域活性化に関するアンケート調査

地域への関心や意識を高める

1-09地域活力の源となる若者たちの地域活動への参画

1-10地域の子供たちをまちづくりに導く

1-11文化財アクション・リサーチ 担い手としての高校生

1-12文化財アクション・リサーチ 高校生の思考分析

1-13建築系学生をまちづくりに導く

1-14建築系学生が考える魅力と課題の抽出

1-15伝統的建物に触れる機会を通じて世代を問わずに地域に導く

1-16地域住民のまち歩き、近隣地区視察、地域広報での周知

1-17学者の応援団を増やす

歴史的資産を活用して魅力を高めるしくみづくり

1-18最近の地域での取組みを知る

1-19栃木市における活用に向けた既往の支援制度を知る

1-20近年開業した店主の地域の繋がりの可視化

1-21地域の活用ニーズや課題を話し合う

1-22全国事例1 リバースモーゲージ(東京都武蔵野市ほか)

1-23全国事例2 定期借地権を導入した商店街の再開発とエリアマネジメント

1-24全国事例3 伝建地区の保存会とNPOの協働による空き家の再生活用

1-25全国事例4 中間支援とサブリース事業による空き家の再生活用/ボランティア参加型の古民家再生活動

1-26全国事例5 NPOと行政の協働による空き家バンク運営/ボランティア参加型の空き家再生活動

1-27全国事例6 観光振興を目指した行政主導による空き家活用と雇用創出

1-28全国事例7 地域を跨いだ空き家活用ネットワークと長期的視点を持った空き家対策の融合

1-29栃木市の歴史的市街地における空き家活用システム提案

地域の魅力を高める歴史的資産の使い方を創造する

1-30歴史的資産の活用に向けて地域の魅力を調べる

1-31歴史的町並み構成要素を調べる

1-32魅力発掘調査からわかったこと

1-33歴史的建造物の使用状況を調べる

1-34全国事例 歴史的建造物の活用

1-35パタンランゲージを活用したまちづくり

1-36街並みの将来像をパタンランゲージから考える

1-37修景事例を蓄積して想像力を高める

1-38実在建物の活用提案を蓄積する

1-39リノベーションと建築法規

持続社会を支える人々の繋がりを整える

1-40地域の繋がりを創出する

1-41歴史的町並みでのライフスタイルを共に考える

1-42地域を超えて繋がりをつくる

1-43情報発信を工夫する(でんけんの発行)

1-44将来像をリアルに表現するツールを作る

1-45過去、現在、未来を繋ぐコミュニケーションツールをつくる

1-46地域活動を持続可能にする体制をつくる

1-47歴史的町並みという中核の存在が地域づくりに及ぼす効果

1-48町並み保存と災害はまちの変革のチャンス


■第Ⅱ編 予防力を高める

地域での取組み

2-01地域で起こり得る災害を知る

2-02地域で続く祭りや慣習を継ぎ創ることが地域防災力を高める

2-03防災イベントで人々をつなぐ

2-04伝建クロスロードによるリスクコミュニケーション

2-05予防力を高める技術開発を地域協働で取組む

火災に強い地域をつくる

2-06火災に強い地域とは~早期発見と初期消火の重要性~

2-07町並みの特徴に応じた火災に対する防災的特質の提示

2-08初期消火を可能にするためのハードとソフト

2-09延焼様態と関係する町並みの特徴

2-10消防活動力をアンケートで把握する

2-11延焼を防ぐための消火設備を評価する

2-12延焼シミュレーションで市街地火災のリスクを知る

2-13早期発見・初期消火戦略の提案

2-14無線連動型住宅火災警報器の設置事例

2-15無線連動型住宅火災警報器の設置手法の整備

2-16可搬ポンプを用いた放水実験の計画

2-17可搬ポンプを利用した消火活動に必要な時間を知る

2-18可搬ポンプの配置計画手法

2-19消火設備の配置計画を考える

2-20土塗壁に求められる防耐火性能

2-21地震後も防火性のある土壁をつくる

地震に強い地域をつくる

2-22北関東の歴史的建造物の耐震上の特質~振動特性の傾向~

2-23北関東の歴史的建造物の耐震上の特質~東北地方太平洋沖地震を例にした地震応答性状~

2-24北関東の歴史的建造物の耐震上の特質~地盤性状と地震応答性状~

2-25北関東の歴史的建造物の耐震上の特質~構造特性の傾向~

2-26歴史的市街地における耐震化促進のための社会システムの整備

2-27北関東の壁土の特性

2-28北関東の土壁のつくり方

2-29住宅の土壁の性能を知る

2-30土蔵壁の性能を知る

2-31仕口部の性能を知る

2-32耐震補強事例を見る

2-33構造用合板で補強した土蔵壁の性能

2-34面格子耐力壁の性能を知る

2-35ガラス格子壁の性能を知る

2-36鋼製下地格子壁の性能を知る

2-37面材真壁耐力壁の概要と補強設計方法

2-38面材真壁耐力壁の性能を知る

2-39面材真壁耐力壁の仕上げの方法

2-40面材真壁耐力壁の仕上げが構造性能に与える影響を調べる

2-41細街路の耐震安全性を知る

2-42常時微動測定によって建物の揺れ方を知る

2-43地震観測によって建物の揺れ方と健全性を知る

2-44振動測定結果を用いた応答解析によって揺れ方を調べる

建物の健全性を維持する

2-45定期的なメンテナンスの必要性を認識する

2-46木材の劣化診断手法を知る

2-47木造建物の軸組みの含水率を知る

2-48含水率リアルタイムモニタリングの可能性

2-49非破壊検査による木造軸組の断面欠損評価の可能性


■第Ⅲ編 回復力を高める

地域で災害対応の標準化を目指す

3-01全国の災害事例から学ぶ

3-02桜川市真壁の災害タイムラインを整理する

3-03関東の歴史的市街地で近年発生した災害時の対応を知る

3-04被災した歴史的建造物を迅速に復旧するためのネットワークづくり

3-05災害時に歴史的建造物の解体を防ぐために考えておくべきことを知る

歴史的建造物の復旧ノウハウを蓄積する

3-06火災被害からの復旧

3-07震災被害の見方と応急処置・応急補修方法を知る

3-08被災した土塗壁の残存性能の評価

3-09真壁土塗壁の補修方法を知る

3-10真壁土塗壁の補修効果を知る

3-11土蔵壁の補修方法を知る

3-12土蔵壁の補修効果を知る

3-13技術の継承・研鑚と被災建造物の早期回復に役立つ記録の蓄積


おわりに 伝建地区から学ぶレジリエンスの高い地域とは